診断されたその後…まず始めた3つの治療と、入院の勧め(診断一か月後)
糖尿病と診断されてから、ぼくが最初に取り組んだのは、食事療法・薬物療法・運動療法の3つでした。
正直なところ、当時の記憶はだいぶ薄れてきてるけど、
いま振り返ると「よくやってたな」と思うし、「もっと早く気づけば…」とも思います。
🍚 食事療法:とにかく“空腹”との戦いだった
まず食事療法では、以下のような指示がありました:
- 摂取カロリー:1,600 kcal/日
- タンパク質:1日30gまで
量が減るのもきつかったですが、とにかく腹が減ってしかたなかった。
夜中に何度も空腹で目が覚めたり、スーパーの総菜コーナーをただ眺めたり…。
「本能」との戦いやったと思います。
特にタンパク質の制限が堪えました。肉や魚も満足に食べられない。
キノコが主食でしたね。
お昼ごはんも外食や仕出し弁当をやめて、嫁に弁当を作ってもらう生活へ。
病院の栄養士の話を一緒に聞いてくれて、献立も勉強してくれた。
砂糖の代わりに「シュガーカット」を使ってくれるようにもなりました。(※効果の賛否はともかく)
ほんまにありがたいと思ってます。
💊 薬物療法:毎日きっちり飲む生活
当時の処方薬は以下の通りでした:
- 朝:ジャヌビア 50mg
- 毎食後:メトグルコ 250mg
- 夜:クレストール 2.5mg
薬があることで少し安心はできましたが、「一生飲むんか…」という憂鬱な気分がありました。
🚶 運動療法:できるだけ歩くように
運動については比較的ゆるめの指示で、「なるべく歩いてください」という感じ。
買い物ついでや通勤時にちょっと遠回りするなど、意識して歩く時間を確保していました。
📊 治療初期の数値変化
項目 | 数値 |
---|---|
空腹時血糖値 | 99 |
HbA1c(NGSP値) | 9.0 |
中性脂肪 | 272 |
LDLコレステロール | 149 |
HDLコレステロール | 35 |
少しずつ改善してきたけれど、まだまだ安心できる状態じゃなかった。
🏥 入院を勧められるも、すぐに決断できなかった
主治医からは、「一度、入院してしっかり治療と教育を受けた方がいい」とやさしく勧められました。
決して無理強いではなかったけど、どこかに 「…この病院にとって、俺って“収益”なんかな?」と 少しだけ、うがった見方もしてしまった。
それくらい、精神的に追い込まれていた時期だったと思います。
💼 仕事も、かなりキツいタイミングだった
その時期、ちょうど新しいシステムの開発アップ直後で、現場はバタバタでした。
入院と聞いても、「今はムリです」と即答できない空気。
仕事と病気のはざまで揺れていた自分にとっては、
「病気とちゃんと向き合うこと」自体が勇気のいることだった気がします。
とにかく、入院は即答せずに、持って帰りました。
コメント