教習所日記 #10|光る棒に反応せよ!回避と急制動のリアル
入所からついに2週間。
そして今日は記念すべき 教習10日目。
内容はというと、いよいよ“バイクならでは”の危険回避にフォーカスが当たってきました。
■ 回避訓練:光る棒で即決を迫られる!
最初の教習は回避操作。
コース内を30km/h程度で走っていると、指導員が「誘導棒(いわゆる光る棒)」を左右どちらかに突然振ります。
その動きを瞬時に見て、振った方向にハンドルを切って避けるという内容。
ポイントは:
- 判断から回避完了まで、バイクは約1.7秒かかる
- これは車よりも時間がかかる
- それを事前に意識しておくかどうかで、行動に差が出る
振られるまでの間、「どっちや? どっちや?」と気が散って落ち着かず、
終わった後は妙な疲労感…。
でもこれ、咄嗟の判断と反射の難しさを体感できる、かなりリアルな訓練だった。
■ 急制動:止まれるかより、出せるかがカギ
続いては急制動の訓練。
40km/hまで加速し、指定エリアに入ったら急ブレーキで停止。
停止距離の目安は約11メートル以内。
でも、実はこの課題、「きっちり40km/hまで出せるか」が評価の中心になるらしい。
「出せてないけど止まれてる」より 「出して止まった(ちょっとオーバー)」の方が評価されやすい
思った以上に、「止まる」より「出す」の方が怖かった。
いつもの教習所の中で、全開に近いスロットルはちょっとビビる。
■ 車間距離と安全速度:見えない不安との闘い
さらに、2人1組で走る車間距離の訓練も行いました。
前のバイクが不意にブレーキを踏むので、後ろの自分は斜め後方で追いかけつつ
「いつ止まっても大丈夫な距離感」をキープするという、地味に難しい課題。
少しでも詰めると怖い、離れすぎると流れに乗れない。
「感覚」で距離を測る訓練って、思ってた以上に疲れるもんです。
■ 最後は卒検コースの一部を練習
時間が余った分で、卒検コースの一部を実際に走行してみました。
ここで気づいた反省点:
- コースをまだ完全に覚えていない
- ミラー・目視・合図の動作がまだぎこちない
- ウインカーのタイミングが遅れることが多い
今日やったことは、すべて“危険を想定したうえでの判断と操作”。
教習の中でも、特に神経を使う一日でした。
■ 自分で感じたこと
- 反射ではなく、意識した「予測力」が必要
- スピードを出すことの怖さを改めて感じた
- 卒検コースの習得は「覚える」より「流れを体に叩き込む」感覚が必要そう
■ 教習10日目・まとめ
- 回避訓練で反応の遅さ=危険を体感
- 急制動ではきっちり40km/hを出す勇気が問われた
- 車間距離は「目のセンサー」と「心の余裕」の勝負
- コースをまだ覚えきれていない
教習も残り数日。
ここからはミスを潰しながら完成度を上げる仕上げ期間。
気を引き締めて、次回は卒検に向けた実戦形式の練習へ挑みます。
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