入院生活の7日間──病気を受け入れ、少し前向きになれた瞬間

エアロバイクを使って運動療法に取り組む中年男性のイラスト
運動療法でエアロバイクをこぐ糖尿病患者の入院生活の一コマ

入院生活の7日間──病気を受け入れ、少し前向きになれた瞬間

仕事の調整もついたので、入院することにしました。
本来は2週間の予定だったのですが、どうしても長く空けられず、1週間に短縮してもらいました。


🛏️ 初日はちょっと開放感、でも…

病院に入った初日は、「久しぶりにゆっくりできるなぁ」と思ったのを覚えています。
でも2日目からは、だんだん時間が長く感じるようになってきました。

検査、ビデオ学習、栄養指導……。
それらがあると、むしろ「ありがたい」と感じていました。
時間が過ぎるし、知らなかったことを学べるし、何より「自分は本当に病気と向き合ってるんだ」と実感できたんです。


🚴 楽しみになった、運動療法の時間

理学療法士の指導で、エアロバイクや院内ウォーキングを行いました。
普段なら運動なんて面倒に思うところですが、入院中はむしろ楽しくて。

時間が潰れるし、汗もかけるし、達成感もある。
途中、併設のジムにも行かせてもらえたんですが、そこで思い切りシャワーを浴びた瞬間の爽快感が忘れられません(笑)。


💉 血糖自己測定のリアルな感覚

指に針を刺して、血を出して、数値を測る。
医師は「たいして痛くないですよ」と言ってたけど、やっぱり気持ちのほうがしんどい

「うっ」と思いながら指に針を刺し、数値が悪かったときの落ち込み。
あれは正直、精神的にキツい作業でした。


🍱 病院食、意外とうまい

あまり期待してなかったんですが、病院食、意外と美味しかったです。
量は少ないけど、見た目や味にも工夫があって、栄養バランスの参考になりました。

毎食写真を撮って記録しようとしてたんですが、
何枚か撮り損ねた上に、写真もどこかにいってしまいました…(泣)


👥 仲間との出会いと、ちょっとした刺激

同じ日に教育入院で来た人がいて、年上のおっさんやったんですが、仲良くなれました。
食事のこととか、お互いの生活の話とか、いろいろ語れたのはありがたかったです。

あと正直に言うと…
かわいい看護師さんが何人かいて、「俺があと20年若ければ…」なんて、ちょっと思ったりも(笑)


🧠 「一病息災」で生きていく

この入院で、ようやく「自分は糖尿病なんだ」としっかり自覚できました。

もう「無病息災」ではない。
でも、「一病息災」で生きていけばいい。
そう思えるようになったのは、入院の大きな収穫だったと思います。

ちなみに、医師からは「この2カ月、よう頑張ったから、お酒は少量なら飲んでOKですよ」と言ってもらえたのも、ちょっと嬉しかった(笑)


📊 退院時の検査結果

項目数値
空腹時血糖値107
HbA1c(NGSP値)6.9
中性脂肪140
LDLコレステロール62
HDLコレステロール35

タンパク質制限も、1日30g → 55gに引き上げられました。
すこしずつ、できることが増えてきている。それが、嬉しい。
値も急回復しているでしょ。透析回避に必死でしたね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました