泉山七福神巡り|京都・泉涌寺界隈を歩いて楽しむ新春の開運コース

泉涌寺

泉山七福神巡り|京都・泉涌寺界隈を歩いて楽しむ新春の開運コース

今年も「泉山七福神巡り」の季節がやってきました。
京都の正月は、底冷えの寒さの中にも不思議とぬくもりがあります。
この巡礼も、何度目になるでしょうか──

都七福神のような大規模さはありませんが、私はこの泉山(せんざん)七福神が好きです。
場所は、泉涌寺を中心とした一帯。静かな山裾に点在するお寺を歩いて巡るこのコースには、
大げさではない、けれど確かな「福」が詰まっています。

境内に漂うお線香の香り。焚き火にあたる手。
誰かと笑い合う声と、押し寄せる人波──
今年もそんな景色の中に、自分の影を落としにやってきました。

第一番 福禄寿(既成院)

まずは既成院から。焚き火がありがたい。年々、女性グループが増えてきた気がします。

第二番 弁財天(戒光寺)

弁財天は音楽と芸事の神様。小ぶりな境内にぎっしりと人が。

番外 愛染明王(新善光寺)

番外ですが、毎回立ち寄ってしまう場所。

第三番 恵比寿神(観音寺)

商売繁盛の神様。けっこう歩きます。

第四番 布袋尊(来迎院)

今年もこのお皿にお金は入れられず…。また来年チャレンジ。

泉涌寺 本堂

この日は特別に拝観無料。ありがたく参拝。

第五番 大黒天(雲龍院)

静かに時が流れる雲龍院。お気に入りの場所のひとつ。

番外 楊貴妃観音(泉涌寺本坊)

華やかさと哀愁を感じる空間です。

第六番 毘沙門天(悲田院)

甘酒が沁みました。景色も素晴らしい。

第七番 寿老人(法音院)

この数年、法音院の列が長くなった気がします。みんな福を求めてる。

七福神めぐりを終えて

すべて回り終え、笹を受け取りました。
御朱印は1体300円。全部で2,700円。昔はもっとバラバラだった気もします。
チラシを見せると笹が無料だった時代──商店街でお酒のふるまいを受けたこともありました。

思い出はどんどん記憶の奥に沈んでいきますが、身体が覚えている道もあります。
今回は御朱印をいただかず、ただただ歩きました。
昔よりも混んでいたけど、不思議と静けさも感じる巡礼でした。

また来年も、来れるかな──
来れるように、ちゃんと暮らそうと思えるのが、
この泉山七福神のいちばんのご利益なのかもしれません。

歩行記録

アクセス情報|泉涌寺と七福神巡りの基本

  • 所在地:京都市東山区泉涌寺山内町27
  • アクセス:JR・京阪「東福寺駅」から徒歩15分/市バス208系統「泉涌寺道」下車徒歩15分
  • 駐車場:あり(泉涌寺境内 約30台・有料)
  • 所要時間:七福神+番外すべてで 約2時間
  • 開催日:例年 成人の日を中心に賑わいます(通年でも巡礼可能)

泉涌寺周辺マップ


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