陰陽師・安倍晴明を祀る晴明神社へ|御朱印と五芒星の世界
京都・上京区、交通量の多い堀川通沿いにある晴明神社。
ビルや店舗が立ち並ぶ中に突然あらわれる、静謐で独特な空気をまとう場所──そこが晴明神社です。
平安の陰陽師・安倍晴明を祀るこの神社には、今も多くの人が「何か」を求めて訪れます。
晴明神社は、平安時代の陰陽師・安倍晴明を祀る場所で、近年は羽生結弦選手の参拝や、陰陽道ブームもあって全国から人が集まる人気のパワースポットです。
今回は、御朱印をいただきながら、晴明神社の境内を歩いて感じた「空気」と「気配」をお届けします。
御朱印はスタンプ式──だけど、重みがある
御朱印はスタンプ式。
受付で「スタンプでもよいですか?」と確認されますが、これが唯一の形式です。
とはいえ、よく見るとその文字には歴史があります。安倍晴明の34代目にあたる安倍晴雄公が1856年(安政元年)に書いた文字を使用しているそうで、単なるスタンプではなく“継承された霊符”のような印象を受けました。
受付時間は9:00~16:30です。
五芒星の鳥居に、思わず立ち止まる
鳥居の扁額に、文字ではなく五芒星──これには驚かされました。
一般的な神社では見られないこの印は、まさに晴明神社が“ただならぬ場所”であることを象徴しています。
晴明井──水の五行と願い
晴明井(せいめいい)は、訪れる人が絶えない場所。
携帯の待ち受けにすると運気が上がるとテレビで紹介されたこともあり、ここだけ撮影の列ができるほどでした。
水を持ち帰ることもできます(500mlまで)。自分は見守るだけにしましたが、水面に映る空がとても澄んでいて、しばらく立ち止まりたくなる静けさがありました。
厄除桃──触れることで厄が落ちる
ピカピカに光った桃の像。
「水をかけて撫でると厄が落ちる」と言われ、多くの人が撫でていくうちにこのテカリになったとか。
触れるとほんのり温もりがあるような気がして、思わず「今年も無事でいられますように」と小さく願ってしまいました。
安倍晴明公像──印を結ぶ姿が美しい
境内の一角にある晴明公の像。
夜空を見上げ、衣の中で印を結ぶ姿がリアルに再現されています。
ただの歴史的人物というより、“今もどこかで見ている”ような存在感がありました。
羽生結弦選手も訪れた「SEIMEI」の聖地
平昌オリンピックで「SEIMEI」を滑った羽生結弦選手が参拝して以降、
晴明神社は多くのファンにとっての“聖地”となりました。
羽生結弦選手が授与された御守りも見かけられます。
他にも著名人が多数訪れており、信仰と文化が交差する空間に感じられました。
アクセス・基本情報
名称 | 晴明神社 |
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住所 | 〒602-8222 京都市上京区晴明町806 |
電話番号 | 075-441-6460 |
交通 | 市バス:一条戻橋・晴明神社前より徒歩2分 地下鉄今出川駅より徒歩12分 |
駐車場 | なし(隣にコインパーキングあり) |
拝観料 | 無料 |
公式サイト | https://www.seimeijinja.jp/ |
地図と参拝時のヒント
ナビが二の鳥居に誘導することがありますが、堀川通を南から北に向かい、南側、隣のコインパーキングを利用するのがスムーズです。
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