祝賀御列の儀パレード車を京都迎賓館で見学|堂々たるセンチュリーと日本の美

祝賀御列の儀 パレード車 センチュリー

祝賀御列の儀のパレード車が京都に!京都迎賓館で貴重な展示を見学

京都迎賓館で、天皇皇后両陛下が「祝賀御列の儀」で実際にご乗車されたパレード用オープンカーが特別展示されていると聞き、見学に行ってきました。

ナンバープレートには「11-10」の数字が。パレードが行われた11月10日(日)にちなんだものでしょうか。品川ナンバーが付いているあたり、展示が終われば東京へ戻るのでしょうね。

祝賀御列の儀 パレード車 センチュリー

パレード車両の全体像。堂々たる風格、思わず見入ってしまいます。

祝賀御列の儀 パレード車 センチュリー

本当は東京まで行って、両陛下のお姿をこの目で見たかった…。叶わなかったその思いを胸に、せめて車だけでもと足を運びました。沿道でご覧になった方々がうらやましいです。

祝賀御列の儀 パレード車 案内版

平成のパレード車はロールスロイスでしたが、令和は堂々たるトヨタのセンチュリー。国産車でのご即位パレードというのも、時代の変化を感じさせます。

祝賀御列の儀 パレード車 センチュリー 案内版

館内見学も充実。京都の粋がつまった空間

車両の展示だけでなく、建物内部の一部もガイド付きで見学が可能でした。写真とともにいくつかご紹介します。

夕映えの間

壁面装飾「比叡月映」「愛宕夕照」 日本画家・箱崎睦昌の下絵をもとに、綴織りの技法で織り上げた作品。東の比叡山に昇る月、西の愛宕山に沈む夕日を表現しています。
京都迎賓館 比叡月映

愛宕山はまた登りに行きたいと思っています。

愛宕夕照 京都迎賓館 庭園

藤の間

壁面装飾「麗花」 鹿見喜陌による下絵をもとにした綴織りで、39種の日本の草花が織り込まれています。床には「藤の花」が舞い散る様子が緞通で表現されています。
麗花

桐の間

全長12mの漆の一枚仕上げテーブルが圧巻。掘りごたつ式になっていて、正座に不慣れな方もくつろげる設計です。漆黒の艶が空間を引き締めます。
桐の間

庭園と舟遊びの記憶

池では鯉が優雅に泳いでいて、まるで一枚の日本画のよう。ブータン国王夫妻が舟に乗られたというこの庭園、どんな景色に映ったのでしょうか。

庭園と鯉 庭園風景

まとめ|五感で感じる京都迎賓館の魅力

ガイドツアーは約90分、料金は大人2,000円。少し高めに感じるかもしれませんが、実際に訪れてみると、その価値は十分にあると実感しました。

建物や調度品の美しさだけでなく、スリッパ越しに伝わる絨毯の感触や、空間の静けさ、職人の技が光る造形…どれもが五感に響いてきます。メインガイドの他に、近くにいる補助ガイドの方に質問すれば、思わぬ話が聞けることも。

京都迎賓館 正面

今回は大人数での見学でしたが、少人数制のツアーもあるとのこと。機会があれば、また訪れてみたいと思います。

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