糖尿病というだけで狙われる?「死のオーディション」という衝撃
先日、水トク!「実録!犯罪列島2014」を見ていたときのこと。
衝撃的な事件が紹介されていました。中国人のインリナ受刑者が、自身が殺害したとされる元夫の“替え玉”を探すために、高齢者を集め、その中でも「早く死にそうな人」を選ぶ過程が取り上げられていたのです。
番組ではその場面に「死のオーディション」というキャプションが表示されていて、あまりにショッキングで言葉を失いました。そしてさらに、自分自身に重なる部分があったこともあり、深く考えさせられました。
糖尿病という病名が、命のリスクに?
インリナ受刑者がターゲットにしていたのは「糖尿病の人」。
つまり、「糖尿病=すぐ死にそうな人」という極端なイメージが、犯罪にまで利用されてしまったということ。
私は糖尿病を患っていますが、正直、他人事とは思えませんでした。もし、自分が孤独に余生を過ごしていたら? 優しく近づかれ、誰かの目的のために利用されてしまう…。そんな最悪の想像が頭をよぎります。
もちろん、すべての糖尿病患者がそう見られているわけではありません。でも、「病気を抱えている=弱い存在」と見なす人がいるという現実には、改めて気をつけなければいけないと感じました。
あえて言わないという選択
普段の生活で、自分が糖尿病であることはあまり言わないようにしています。聞かれれば答えますし、隠しているわけではありませんが、「言わないことで守れるリスク」もあるのだと、今回の番組で感じました。
差別されるような病気ではないし、正しく知ってもらうことも大事だと思っています。でも、自分の情報をどう伝えるかは、やはり慎重に選びたいと思います。
参考リンク: 大阪の替え玉殺人 インリナ上告棄却、無期確定へ
糖尿病を持っていても、長く、元気に生きていける時代。 でも一方で、世の中には誤った見方や、悪意のある人も存在します。だからこそ、病気そのものだけでなく、「人との距離感」や「情報の扱い方」にも、気を配りたいと思った出来事でした。
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