西寺跡を訪ねて|歴史と緑が調和する唐橋西寺公園
東寺と並び称された「西寺(さいじ)」。
その跡地は現在、「唐橋西寺公園」として整備され、地域の人々の憩いの場になっています。
今回はその西寺跡を訪れてみました。
公園内には「西寺跡」を示す石碑が建っています。
羅城門跡と同じく、いわば“これだけ”とも言えますが、こちらは公園としての広さもあり、雰囲気も良く、個人的には羅城門跡よりもおすすめです。
案内板も近年整備されたようで、内容も読みやすくなっています。
かつて西寺にも五重塔があったそうで、もし現存していれば、東寺の五重塔と並んで立ち並ぶ姿は、きっと壮観だったことでしょう。
そこに 羅城門 が加わっていたら、それはもう圧巻の南玄関口になっていたに違いありません。
……そうなると、南区には住んでなかったかもしれんな、なんてふと思ったりもします。
還幸祭と公園のにぎわい
毎年5月には松尾大社の「還幸祭」が行われ、お神輿がこの唐橋西寺公園に集結します。
かつては屋台もたくさん出ていたそうですが、近年は落ち着いた雰囲気の中で行われています。
※開催日は「4月20日以後の第1日曜から21日目の日曜日」が原則(例:2018年は5月13日)です。
おわりに
今は静かな公園となった西寺跡ですが、石碑や案内板からは壮大だった当時の姿がしのばれます。
東寺にお越しの際は、少し足を伸ばしてこの唐橋西寺公園にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
隣には 知られざるパワースポットの鎌達稲荷神社 もありますし、「サムハラ」のお守りもいただけますよ。
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