桂川と久世橋を歩いて|こどもの頃の記憶とともに
35年前、洛西の沓掛あたり──国道9号線から脇道に入り、車で山を登ってよく夜景を見に行っていました。 そのことをふと思い出し、午前中にバイクで向かってみたのですが……景色はすっかり変わっていて、どこがどこだかわからなくなっていました。
それでも、せっかく外に出たんだからと気を取り直して、桂川沿いへ足を延ばすことに。 久世橋あたりを歩いてみると、これが思いのほか気持ちよくて──今の自分にちょうどいい時間になりました。
この日撮った最初の一枚の風景写真、なんだかお気に入りです。
天気も良くて、秋風が心地いい日でした。 歩いている人よりも、今は圧倒的に自転車が多いですね。桂川サイクリングロードを走る人たちが風を切って進んでいく姿、見ているだけでも気分が良くなります。
ふと見上げると、ニデック(旧・日本電産)のビルがひときわ目立っていました。
帰り道には図書館に立ち寄って、京都の散歩コースを紹介した本を借りてきました。 この秋は、またあちこち歩いてみようかなという気になっています。
去年の今頃は走っていたのに、今年はまったくその気力が湧かない…。 でも、気負わず歩くところからまた始めていこうと思います。
このあたりの思い出
近くには綾戸国中神社があって、小さい頃に鯉釣りをした記憶があります。
この周辺はいつも交通渋滞がしがちで、久世橋の手前なんか特に混む印象が強いですね。
昔、この近くの吉祥院グランドで、京都4部リーグのサッカーをしていたことがあります。 当時はクレーコートで、スライディングしたくなかったです。(笑)
最近通ったら人工芝になっていて、なんだか急に月日が経ったことを実感しました。 グラウンドも人も、気づかないうちに変わっていくものですね。
散歩は、思い出と今をつなぐ、ささやかな旅です。
この秋は、もう少し足を延ばして、そんな旅を楽しんでみたいと思います。

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