外国人だけズルい?と思ったあなたへ|交通制度と”知って得する”京都の話
はじめに|きっかけは“京都の一日乗車券の廃止”
京都市バスの一日乗車券、昔は500円で買えてめちゃ便利やったんですよ。
でも段階的に600円→700円と値上げされて、ついには令和6年3月で廃止されてしまいました。
「え、じゃあ今ってお得な乗車券ないの?」と思って調べてみたのが今回の始まりです。
気づきの始まり|じゃあ外国人観光客ってどうしてるん?
ふと「海外から来た人って、どうやって京都まわってるんやろ?」と気になりました。
そこで思い出したんが、「外国人だけが買える新幹線の切符」の話。
「もしかして、京都の市バスや地下鉄でも、そんな制度あるんちゃうか?」と思って調べ始めました。
実際にあった|外国人専用のお得な交通パスたち
- KANSAI ONE PASS(ICカード+割引特典)
- KYOTO-OSAKA Sightseeing Pass(京阪線など乗り放題+特典)
- Japan Bus Pass(高速バス3日間など乗り放題)
これ、全部「訪日外国人専用」です。
パスポートの提示が必要で、日本在住の日本人は購入不可なんです。
じゃあ日本人は損してる?いや、知れば得できる制度もある
日本人が使えない制度があるのは事実。
でも、全く得できないわけでもありません。たとえば――
- 青春18きっぷ(全国の普通列車が乗り放題)
- 関西1デイパス、私鉄各社の1日フリーきっぷ
- 京都市営の地下鉄・バス一日券(1,100円)
「知ってるか知らないか」で差がつくのが、今の制度なんです。
実は外国人でも知らない人が多い
観光客の中でも「そんなチケットあるの?」「どこで買うの?」って人、実はかなり多いです。
制度があっても、案内が不足している。これ、日本人も外国人も同じことです。
そして、怒りの矛先を間違えないように
ひとつだけ、どうしても書いておきたいことがあります。
この制度を使っている外国人観光客に、怒りを向けないでください。
彼らは制度を知って、使っているだけ。
「ずるい」のではなく、「賢く旅している」だけなんです。
私たちが向き合うべきは、制度をつくっている側・変えようとしない行政です。
さいごに|制度は変えられる、変えていかなあかん
今回のような「外国人だけ使える制度」があって、日本人には使えない。
その現実に、モヤッとした人は少なくないはずです。わたしもそうです。
もちろん観光政策としての意義は理解できます。
でも、日本人にばかり我慢を強いるような制度や行政の姿勢には、そろそろ声をあげてもええんちゃうかと、ほんまに思います。
「制度があるから仕方ない」ではなく、「その制度、本当に今の時代に合ってるのか?」
そうやって問い直すことが、暮らしやすい社会への第一歩やと思います。
そして、参議院選挙。絶対に行きましょう。
黙ってたら、勝手に決められます。
「おかしいな」と感じたことを、投票というかたちでちゃんと届けましょう。
わたしたちには、考える力も、選ぶ力も、あります。
「え、こんなん知らんかったん?」って思う人もおるかもしれません。
せやけど、知らんことに気づけたときって、ちょっとだけ賢うなった気しませんか?
わたしはそう信じて、この記事書いてます。
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