市比賣神社|赤に包まれる女性の社(京都十六社朱印めぐり⑦)

市比賣神社御朱印

市比賣神社|赤に包まれる女性の社(京都十六社朱印めぐり⑦)

市比賣神社へは、豊国神社から歩いて向かいました。
途中、耳塚を通り、任天堂旧本社を抜けていくルートです。
戦、供養、そして商いと──時代の景色が次々と変わる道のりでした。

耳塚は、豊臣秀吉の命で築かれたとされる塚。
朝鮮出兵の際に持ち帰った耳を供養したといわれています。
そこを抜けると、一気に時代は近代──任天堂の旧本社が現れます。

任天堂旧本社は現在「丸福樓」というホテルになっています。
花札とトランプで創業した頃の社屋で、建物は当時の面影を残したまま。
今の本社は京都市南区にあり、株主総会もそちらで行われているそうです。


そのまま歩いて、市比賣神社へ到着。
※豊国神社から市比賣神社へは、バスで行くなら河原町七条バス停まで歩き
そこから市バス205系統に乗れば「河原町五条」まで一本です。
ただ、自分は糖尿病のおっさんなんで歩きましたけど、無理せん方がええです

境内に入ると、が一面に広がっていました。
鳥居、絵馬掛け、社殿──とにかく赤い。
まるで空気まで赤に染まっているような不思議な空間です。

女性の守り神を祀る神社だけあって、参拝者はほぼ女性。
おじさんは写真を撮って、そそくさと撤退いたしました。

御朱印

御朱印は、十六社共通の専用台紙に菊の御紋スタンプ。
文字はありませんが、押しの丁寧さに感謝。

境内には「天之真名井(あめのまない)」という井戸もあります。
一つだけ願いが叶うと伝えられており、つい真剣に考えてしまいました。
……でも願いが多すぎて、選べんかったです。


五条楽園のことも少しだけ

市比賣神社から東へ少し歩くと、五条楽園というエリアに入ります。
かつては遊郭として知られ、最近まで“いわくつき”の雰囲気もありましたが、
今ではリノベカフェやゲストハウスが並ぶ、静かな街並みに。

見た目はレトロ、でもちょっとだけ“アウトサイド感”。
お好きな方はぜひ、歩いてみてください。
※ちなみに昔は例の事務所もありましたが、今はもう更地です。


アクセス情報

名称市比賣神社(いちひめじんじゃ)
住所〒600-8119 京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入ル
最寄り駅京阪「清水五条駅」徒歩5分/市バス「河原町五条」徒歩3分
駐車場なし
拝観料無料
公式サイトhttps://www.ichihime.net

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※ 京都十六社の御朱印はすべてスタンプ形式です。
筆書きはありませんが、巡った証としてしっかり印が残ります。

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