【御霊神社の御朱印】応仁の乱ゆかりの静かな神社(京都十六社朱印めぐり⑫)

御霊神社御朱印

【御霊神社の御朱印と見どころ】応仁の乱ゆかりの静寂の神社へ

正直に言います。御霊神社は、十六社朱印めぐりの中でも「印象が薄かった神社」です。
写真も少なく、記憶もほとんどありません。でも、それは“派手さ”に慣れた今の私たちの感覚のせいかもしれません。
御霊神社が持つ静けさと、応仁の乱ゆかりの地という“歴史の深み”は、時間をかけてじわじわ効いてくる。
そういう「京都らしさ」に気づけたことが、今となってはありがたいなと思っています。

御霊神社とは?応仁の乱と御霊信仰

京都・上京区にある御霊神社は、平安時代に流行った「御霊信仰」に由来し、怨霊を鎮めるために創建されたと伝わります。
そして、歴史好きにはたまらない事実──ここは、あの応仁の乱(1467年)の勃発地なのです。
西軍・山名宗全と東軍・細川勝元の戦いが、まさにこの地で始まりました。境内にはその史実を示す石碑もあります。

御霊神社 応仁の乱ゆかりの地付近
境内周辺の雰囲気。歴史の舞台となった地とは思えないほど、現在はとても静かです。

狛犬と境内の雰囲気

御霊神社 狛犬
こちらが御霊神社の狛犬です。金属的な質感があり、まるで超合金のような佇まい。
ツヤ感、鋭い眼光、どことなくロボ的な存在感。静かな境内でこの狛犬だけは強く印象に残りました。

御霊神社 本殿
そしてこちらが本殿。落ち着いたたたずまいで、歴史の重みを感じます。

御朱印について

御霊神社の御朱印
御霊神社では、京都十六社朱印めぐりのひとつとして御朱印がいただけます。
すべて共通の形式で、専用の和紙にスタンプを押すタイプです。
スタンプには、花のような印があしらわれていますが、桔梗か梅の意匠にも見えます(詳細不明)。

若王子神社から続く散策ルートの魅力

この日は熊野若王子神社から北西に約5kmほど移動し、御霊神社へと向かいました。
御霊神社のすぐ南には京都御所があるため、せっかくなので立ち寄ることに。
落ち着いた雰囲気の御霊神社と、広々とした御所の対比がとても印象的でした。

京都御所の写真
御所の敷地内は静かで、散策にも最適。御霊神社からすぐという距離感も魅力のひとつです。

御霊神社 アクセス情報

名称御霊神社(ごりょうじんじゃ)
住所〒602-0896 京都府京都市上京区 烏丸東入上御霊竪町495番地
電話番号075-441-2260
交通京都市営地下鉄 鞍馬口駅 徒歩3分/市バス37「出雲路俵町」徒歩5分
駐車場有り
拝観料無料
公式サイトhttp://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/02/004/

関連リンク

※ 京都十六社の御朱印はすべてスタンプ形式です。
筆書きはありませんが、巡った証としてしっかり印が残ります。

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